通行線・楽享榕城カード
川から海へ、そして世界へ

カード紹介
福州は、中国の千年の古都の一つであり、「榕城」(ガジュマルの都)という美しい呼び名で知られています。 2025年9月、福州最初の都市間鉄道「濱海快線」が開業いたします。市民の通勤や都市部と新開発区を結ぶ大動脈となるだけでなく、「海のシルクロード」と市中心部を繋ぐ新たな「顔」としての役割も担います。国内外からのお客様を福州へお迎えする最初の窓口となるでしょう。
濱海快線がユニークなのは、鉄道と地下鉄の長所を融合させたハイブリッドなシステムにあります。帝封江駅を境に、北の都心区間は駅間距離を長めにとった「地下鉄」として他の路線網とシームレスに連携し、市民の日常を支えます。一方、南の新市区間は、より長い駅間と高速走行性能を活かした「鉄道」として、濱海新城や長楽国際空港と都心との時間距離を劇的に短縮します。普通列車、快速列車、特急列車といった多様な停車方式を並行させる運行形態を採用しており、これは中国全土で見ても先進的なレベルにあり、まさに「四網融合」の新たなモデルと言えるでしょう。
また、濱海快線の車両はより高速な運行に適応するため、一般の地下鉄車両とは異なる流線形の前面デザインを採用していますが、福州の列車のトレードマーク「スマイル」のデザインを継承しており、いつでも明るい笑顔で乗客にサービスを提供します。この機会に、通行線は特別な「通行線・楽享榕城カード(Toursline Card (Enjoy Foochow))」を発売します。
カード表面には、福州濱海快線の列車が烏龍江特大橋を渡り、歴史ある都心から未来の新区へと向かう情景が描かれています。遠景には、間もなく供用を開始する空港の第2ターミナルビルと、新城区のシンボル的な建築物が描かれ、上方の青い空と下方の青い川面は、それぞれ拡張後の空港と発展を続ける濱海新城の輝かしい未来を象徴しています。川面に浮かぶ「Foochow」のアルファベットは、福州空港のスリーレターコード「FOC」の正式名称であり、カード全体のテーマを改めて強調しています。
カードの裏面には、列車が帝封江高架駅を出発するシーンです。帝封江駅は福州で初めて三つの路線が乗り入れる乗換駅で、地下部分は地下鉄4号線・5号線の対面乗り換えホーム、そして高架部分は、濱海快線が「鉄道」と「地下鉄」のスタイルを切り替える分岐点となっています。カードのデザインは両方の要素を巧みに融合させ、左側には吹き出しの形で「鉄道」と「地下鉄」それぞれのパートを指し示し、両列車の「スマイル」ラインをアクセントとして加えています。遠景には福州駅のシルエットが描かれ、表面の空港デザインと対になることで、表裏で一体感のあるデザインを形成しています。